サラリーマンはなぜ不動産投資をするのか?
そもそもサラリーマンはなぜ不動産投資をするのか?
一言でいうと、「純資産を拡大するため」です。
ここはよく間違えるので繰り返しますが、ある一定のリスクを背負ってまで不動産投資をするのは、「キャッシュフロー」のためでも「見せかけの資産」拡大のためでもありません。
個人というバランスシートにおける「純資産」拡大のためであり、キャッシュフロー/節税/資産(負債含む)等といった巷に溢れるキーワードは、純資産拡大を成し遂げる過程での「通過点」であり「手段」でしかありません。
まずはこのことを正確に理解する必要があります。
「純資産」とはなにか?
それでは、「純資産」とはなにか?という問いについて、原点に立ち返って考えてみたいと思います。
結論からいうと、「純資産とは自分の意思で自由に使うことのできる金銭的価値」のことです。
逆に言えば、「自分の意思で自由に使うことができないもの」は純資産ではないのです。
「キャッシュフロー」は「純資産」か?
それでは、様々な不動産投資の書籍やブログ、不動産業者さんからの営業トークでよく言われている「キャッシュフロー」とは、すなわち純資産なのでしょうか?
私の考えでは、キャッシュフローは純資産ではありません。
キャッシュフローとは、(不動産を融資で買っている場合においては)、将来の出口(売却)選択時の返済の原資に充てられるものであり、将来の返済の前借りに過ぎない場合が多いのです。
このあたりを勘違いして、見せかけのキャッシュフローが出たからといって無駄遣いをする人がいます。
手元のキャッシュフローの蓄積スピードが、所有する不動産価値の経年劣化による資産価値下落のスピードに追い付かず、
いつまで経ってもバランスシート上の純資産が積みあがらないという状態に陥ってしまいます。
不動産投資の仕組みを理解する
不動産投資は、純資産、資産、負債、経費、減価償却費、税金、キャッシュフローなど、色々な用語が出てきて戸惑うことが多いと思います。
まずは書籍を通じて、正確に理解することから始めてはいかがでしょうか?
世界の不動産投資王が明かす お金持ちになれる「超」不動産投資のすすめ?自己資金ゼロから始める究極の資産形成術
- 作者: ドルフ・デルース,Dolf de Roos,広瀬智也,魁堂亜紀
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/05/01
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